〓 ヘルニアの治療 〓
a.ヘルニアとは?
つまり、鼠径ヘルニアと脱腸は同じ意味で使います。(一般的にはヘルニアというと腰椎ヘルニアを連想する方もいらっしゃると思いますが、
整形外科領域の疾患で、腰椎の椎間板が飛び出すのが腰椎ヘルニアで、当院では扱いませんのでご注意ください)
b.症状は?
腹部に力をいれるようなときに膨らむことが多いです。(雪かきしたら膨らんだという方も多いです)
膨らんだときに、引っ張られる感じ、陰のうの軽い痛み、不快感、チクチク痛む感じなどの症状がでることがあります。
c.こんなときの対応は?
注意が必要な場合は、「ヘルニア嵌頓(かんとん)」といって、膨らんだまま元にもとに戻らず、
痛みが増強してくる場合がまれにあり、緊急で対応(手術)しなければなりません。
d.治療は?
自然と治ることはありません(赤ちゃんのヘルニアは除いて)ので、手術をしない場合は、いずれ増大してきます。
①鼠径法 クーゲル法、メッシュプラグ法 など |
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②腹腔鏡下ヘルニア手術、TEP(腹膜外腹膜前修復法)、TAPP(経腹的腹膜前修復法)、SILPEC法(LPECを単孔式(おへそから1カ所の傷で))などがあります。 |
e.当クリニックの診療特徴
①ヘルニアの手術方法は、国内で行われているほぼすべてから選択することができます。(患者様の状態に併せて選択できます) ②担当医(院長)は、岩手医科大学外科のヘルニアグループ→内丸病院ヘルニアセンターで、毎年約100件の手術を担当。 ③ほかの疾患などの関係で、他院で手術を断られた場合でも、ご相談ください。 ④ヘルニア再発(ヘルニアの手術をしたあとに、再度ヘルニアが出現)の場合は、ハイブリッド手術(腹腔鏡と鼠径法を組み合わせた手術)を 選択して、より確実に修復を目指します。 ⑤SILPEC法は、20〜40歳の若年成人を適応としています。もともとは小児(赤ちゃん)の手術方法で、高齢者の手術と違ってメッシュを使用しない方法です。 |
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〓 ヘルニアの治療 〓
a.ヘルニアとは?
よくある鼠径ヘルニアとは、鼠径(足の付け根)が腫れる、いわゆる脱腸のことです。
つまり、鼠径ヘルニアと脱腸は同じ意味で使います。(一般的にはヘルニアというと腰椎ヘルニアを連想する方もいらっしゃると思いますが、整形外科領域の疾患で、腰椎の椎間板が飛び出すのが腰椎ヘルニアで、当院では扱いませんのでご注意ください)
b.症状は?
膨らんだときに、引っ張られる感じ、陰のうの軽い痛み、不快感、チクチク痛む感じなどの症状がでることがあります。
c.こんなときの対応は?
注意が必要な場合は、「ヘルニア嵌頓(かんとん)」といって、膨らんだまま元にもとに戻らず、痛みが増強してくる場合がまれにあり、緊急で対応(手術)しなければなりません。
d.治療は?
自然と治ることはありません(赤ちゃんのヘルニアは除いて)ので、手術をしない場合は、いずれ増大してきます。
①鼠径法 クーゲル法、メッシュプラグ法 など |
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②腹腔鏡下ヘルニア手術、TEP(腹膜外腹膜前修復法)、 TAPP(経腹的腹膜前修復法)、SILPEC法(LPECを 単孔式(おへそから1カ所の傷で))などがあります。 |
e.当クリニックの診療特徴
①ヘルニアの手術方法は、国内で行われているほぼすべて から選択することができます。(患者様の状態に併せて 選択できます) |
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②担当医(院長)は、岩手医科大学外科のヘルニアグルー プ→内丸病院ヘルニアセンターで、毎年約100件の手術 を担当。 |
③ほかの疾患などの関係で、他院で手術を断られた場合で も、ご相談ください。 |
④ヘルニア再発(ヘルニアの手術をしたあとに、再度ヘル ニアが出現)の場合は、ハイブリッド手術(腹腔鏡と鼠 径法を組み合わせた手術)を選択して、より確実に修復 を目指します。 |
⑤SILPEC法は、20〜40歳の若年成人を適応としていま す。もともとは小児(赤ちゃん)の手術方法で、高齢者 の手術と違ってメッシュを使用しない方法です。 |
<ヘルニアの種類>
①外鼠径ヘルニア
幼児と成人の鼠径ヘルニアのほとんどが、外鼠径ヘルニアです。
鼠径部(足の付け根)のやや外側が膨れてきます。
だんだんと大きくなってきた場合、男性では陰のうまで脱出してくる
ことがあります。
また、ヘルニア嵌頓(かんとん)になる可能性も高いタイプです。
②内鼠径ヘルニア
中年以降、加齢や生活習慣により組織が脆弱化(弱くなって)して
発症するヘルニアです。
③大腿ヘルニア
女性に多いヘルニアです。特に多産の高齢女性に多いのが特徴です。
鼠径部(足の付け根)のやや下のふとももが膨みます。
最もヘルニア嵌頓(かんとん)を起こしやすいヘルニアで、
早急に治療が必要となります。
腹壁瘢痕ヘルニア
腹壁瘢痕ヘルニアは、以前に受けた腹部手術後の合併症のひとつです。
開腹手術や外傷後の傷跡(瘢痕)が膨らんでくる状態のことをいいます。
膨らみは、立ったとき、咳やくしゃみ、排便時などおなかに力がかかるときに大きくなることが多いです。
腹壁瘢痕ヘルニアも自然と治ることはありません。
治療は、人工補強材(メッシュ)を使用して、ヘルニア門を閉鎖する方法が主流です。
腹腔鏡下腹壁瘢痕ヘルニア修復術も行っております。
臍(へそ)ヘルニア
臍(へそ)ヘルニアは、臍の緒が閉じた跡で元々弱いところです。そこに肥満、妊娠、腹水などの腹圧がかかって発症すると言われています。
小児を除いて、成人の臍ヘルニアは自然と治ることはなく、手術しか治す方法はありません。
ヘルニア門(穴)が小さい場合は、自分自身の組織を使用して縫い合わせることもありますが、臍ヘルニア用の人工補強材(メッシュ)で修復することが多いです。
また、腹腔鏡手術にも対応しております。
<ヘルニアの種類>
腹壁瘢痕ヘルニア
腹壁瘢痕ヘルニアは、以前に受けた腹部手術後の合併症のひとつです。開腹手術や外傷後の傷跡(瘢痕)が膨らんでくる状態のことをいいます。膨らみは、立ったとき、咳やくしゃみ、排便時などおなかに力がかかるときに大きくなることが多いです。腹壁瘢痕ヘルニアも自然と治ることはありません。治療は、人工補強材(メッシュ)を使用して、ヘルニア門を閉鎖する方法が主流です。腹腔鏡下腹壁瘢痕ヘルニア修復術も行っております。
臍(へそ)ヘルニア
- 臍(へそ)ヘルニアは、臍の緒が閉じた跡で元々弱いところです。そこに肥満、妊娠、腹水などの腹圧がかかって発症すると言われています。
- 小児を除いて、成人の臍ヘルニアは自然と治ることはなく、手術しか治す方法はありません。
- ヘルニア門(穴)が小さい場合は、自分自身の組織を使用して縫い合わせることもありますが、臍ヘルニア用の人工補強材(メッシュ)で修復することが多いです。
- また、腹腔鏡手術にも対応しております。