乳房（にゅうぼう）は母乳（乳汁）をつくる乳腺と、乳汁を運ぶ乳管、それらを支える脂肪などから構成されています。
乳腺には腺葉と呼ばれる15～20個の組織の集まりがあり、腺葉は乳管と多数の小葉（しょうよう）からなっています。
これら各組織の異常や、女性ホルモン（エストロゲンなど）の過剰分泌等により乳腺疾患が発症されます。
そして乳腺疾患が発症すると、乳房やその周辺に下記のような様々な症状が見られます。
＜主な症状：乳房やわきの下のしこり・腫れ・痛み・赤み・ほてり・乳頭分泌・左右サイズの変形＞
このような乳房の異常を感じた際は、病気の早期発見・早期治療のためにも、なるべく早く受診してください。
では幾つかの代表的な乳腺疾患について、検査内容や治療方法の概要をご紹介いたします。